四子吉 文子とほん

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海女の島 舳倉島 (L'isola delle Pescatrici)

フォスコマライーニ (Fosco Maraini) 著

牧野 文子   訳

牧野四子吉 絵

1964年初版発行 2013年新版発行

発行: 未来社

定価: 1,800円+税

ISBN: 978-4-624-93441-5 CO339

これ、みんな、私の島です!
日本の文化に深い関心を寄せたイタリアの人類学者フォスコ・マライーニ。1950年代に記録映画撮影のため日本各地を訪れた著者にとって、舳倉島の人びとの生活は「詩的」であり「偽善とタブー」から解放してくれるものだった。口絵写真32点収録。

「....1950年代にはまだ、貧しいけれどもずっと豊かな、こんな小さな楽園がおそらく日本のいたるところに残っていたにちがいない。わたしたち現代人は、豊かさという貧しさに、それと気づかないまま慣れっこになってしまっている。そんなとき、かつての日本をこよなく愛したひとりのイタリア人の瑞々しい声にしばし耳を傾けて、在りし日の名もなき人たちの生のかけらに触れてみるのも、けっして無意味なことではない。」(本書「解説」より)

 

「海女たちの裸体は大変に美しく、だが普通日常のことで、ごく自然で、周りの風景の一部分として、岩や木の裸形と同じものとして見られるようになった。そして、そのとき、海に散らばる島に生きている女たち、男たち、子どもら、ここの人たちのきびしい、けれども詩的な生活の労苦をその光のなかで知るようになり、理解もし、高い評価もして、わたしは学びとることができたのであった。もし、日本の読者のみなさんが、特に海女の古くからの無心さと幸福とを、この本のページを繰り、その写真で見て下されば、わたしはほんとうに幸いである。」(本文「日本語版序文」より) 

 

原色生きもの百科 牧野四子吉の描く生物画の世界

2010年刊

発行:青幻舎 

文庫

定価:1,500円+税

ISBN 978-4-86152-281-9 C2071